一戸建て住宅という選択肢もある

いまは圧倒的にマンションの人気が高いが、一方、戸建てにはそれなりの魅力がある。
土地があるから庭で緑も観賞できる。首都圏郊外には戸建てもたくさんあり、人口減で、
今後は空き家も増えていくだろう。そんな中から、資産価値を維持しやすいエリアで戸建
てが見つけられれば、「お金になる家」を手に入れられる。
試みに、東京・文京区千駄木をネットで調べてみたら、中古だが3DKの戸建てが三O
OO万円台であった。土地四od、建物七odとやや狭いが、高台にあり、周辺は高級住
宅地として知られる場所だ。こういう場所なら、資産価値は滅多なことでは下がらない。
いわゆる山手線内側でも、渋谷などから近くを丹念に探せば、戸建ての優良物件はある。
戸建ては建物の価値がなくなっても、土地があるのが強い。この先、土地価格の大幅芯上
昇は期待できないものの、都内の一等地の土地価格は底堅いからだ。
戸建て住宅の立地は、居住性に重点を置くことが多いので、マンションに比べ利便性で
は劣ることが多い。たとえば、若者に人気の吉祥寺であっても、徒歩十分の場所にはマン年後は、おそらく毎朝、通勤電車に乗って会社へ通うという形だけではなくなるだろう。
そうなったとき、交通アクセスを軸とした住宅の利便性という概念は大きく変わる。これ
からの家選ぴは、そういう変化も加味しなければならない。
戸建て志向は、子育て夫婦に多い。新婚時代は利便性の高い賃貸マンションに住んで、
夫婦共稼ぎで貯金に励み、子供ができる頃を見計らって、より広いマンションか戸建てに
移るというパターンである。かつてはマイホームの買い替えで、最終的には戸建てに住むというのが理想のパターン
だったが、同じような傾向はこれからも見られるだろう。以前は、通勤に時間がかかるの
が難点だったが、いまは自宅で仕事ができるケlスも少なくない。また、定年後は戸建て
で庭付きを楽しむという生活も可能である。
現実的には、従来発想で利便性を重視したマンションに住む人が多いが、子育て重視な
ら利便性を少し犠牲にしても、教育に適したエリアの戸建てという選択肢も「あり」だろ
う。子育てに要する年月は、長くて二十数年だろう。その期聞が過ぎたら、その家を売る
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なり貸すなりして、好きな地域に移って第二の人生を過ごせばいい。

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