マンションか、戸建てかーーどこで決める?

夫婦の会話。
「景気が回復して、給料も上がりそうだ。そろそろ家を買うか」
「そうね。で、どんな家にするの?私はマンションがいいな」
「オレは二戸建てがいい。小さくても庭が欲しいんだよ」
マンションと戸建て||家を購入するとき、よく迷うのがこの問題である。昔は戸建て
派が多かったが、いまはマンション派が優勢だ。将来のことを考えたら、どちらが本当に
有利なのか。当人の好みは置くとして、一般的な側面から、マンションと戸建ての損得に
ついて考えてみよう。
まず、マンションのメリットは次の点である。
①好立地に多く利便性が高い
②セキュリティlに優れている
③合理的な生活ができる

一戸建てのメリット

①静かな環境が得られる
②家の改造が容易にできる
③隣人に気兼ねなく暮らせる
一方、マンションのデメリットは、①壁一つ隔てただけの狭い空間に、多くの世帯が暮
らす集合住宅ゆえ、隣人とのトラブルが発生しやすい、②戸建てと違って土地の区分所有
は最初から決まっている。管理は管理人、管理組合に属さねばならず、管理費や修繕積立
金などを徴収される、③自分勝手に住戸を改造できないーーなどの不便がある。
また、戸建てのデメリットは、①おおむね二階建てになるので、段差のある生活が高齢
者に向かなくなる、②近隣環境によっては孤立し寂しい生活になりやすい、③立地によっ
ては利便性に欠け、買い物などで不便な生活を強いられるーーなどである。
ザックリいえば、マンション生活は共生型、戸建ては孤立型である。では、これから十
年後を見据えたとき、どちらがトクかといえば、大地震で都心が壊滅的な打撃を受けるな
ど大きな事情変更がない限り、生活の利便性を得やすいマンションのほうが有利といえる
だろ、っ。なぜかといえば、土地の値上がりが見込める時代は、明らかに戸建てのほうが資産価値
は生じやすかったが、それが見込めないとなると、戸建ては都心よりも郊外になりやすい
ので、賃貸や売却に不利なのだ。
つまり、お金になりにくいのである。また、首都圏の戸建住宅には、かつて団塊世代が
建てた物件が数多くあり、それらの老朽化が進み、・空き家や空き地が増えている。それだ
け新築も求めやすいともいえるが、買っても数十年後に同じ運命をたどることになりかね
ない。
ただ、子育てを考えると一戸建てのほうがいいかもしれない。また、サラリーマンも通
勤に不都合がないなら、二戸建てでもいいだろう。庭いじりが好きな人も一戸建てになる。
車が好きな人も一戸建てのほうが何かと便利だ。さらに将来、子供と二世代世帯を||と
考えるなら戸建て以外に考えられない。
いまは持ち家率が減少し、都会に住む人は、戸建住宅よりマンションを望む人が圧倒的
に多い。だが戸建住宅が衰亡していくとは思えない。まだ先だとは思うが、サラリーマン
に在宅勤務が増えるようになれば、再び郊外の戸建住宅が復活するかもしれない。

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